出荷数が少ない初回限定や特装版のレコードにはプレミアがつく

出荷数が少ない初回限定や特装版のレコードにはプレミアがつく

好きなアーティストのcdやdvdを買う時に初回限定盤もしくは、ファンクラブ限定のものなどを目にすることがあるかもしれません。
それらには通常盤と異なった特典がついています。
通常盤にはcdのみの場合でも初回限定盤にはメイキングが収録されたdvdがついていたりします。
さらにはステッカーやクリアファイルなどが付いていることもあります。
しかしその分、通常盤よりも初回限定盤や特装盤の方が価格も高くなっているのも現実です。
レコードなどの音楽がメインで買う人は種類問わずに買い、プレミアが目的で買う人は全形態または気になった特典の付いている盤を買うと想います。
実際のところフリマサイトで全形態を買った人が全形態共通のレコードのみを販売している人も少なく有りません。
また出荷数の少ない初回限定は後になって相場が上がる傾向にあります。
この結果から、後からでも買うことのできる通常盤を買うかよりはその時にしか買えない初回限定盤を買う人が多いのではないでしょうか。

近年若者を中心にレコードが人気である理由

レコードといえば古い音楽媒体であり、音楽を聞くためには専用のプレーヤーを所持していなければいけないため気軽に聞くことができなくなっていました。
しかしデジタル化が進む現代に、音楽業界ではアナログレコードのブームが若い世代を中心に広がっており、2016年に国内メーカーが販売した高級プレーヤーは数量限定の300台にも関わらずわずか30分で完売したり、レコード制作会社も生産量が追いつかないといった需要の高さが伺えます。
ではなぜここまで若い世代を中心に人気が高くなっているかというと、現代の若者はCDやスマートフォンとの音の違いに魅力を感じたり、自分だけの所有感などこだわりの強い人が多いことが関係しています。
最近ではサブスクリプションサービスが当たり前となり、どんな古い曲から新しい曲まで常にスマートフォンがあれが手軽に聞ける時代となりました。
しかしデジタルに慣れ親しんだ世代は、楽に音楽を聞くのではなくA面からB面にひっくり返す手間や、フェスやライブに参加するような非日常的な体験に魅力を感じているためであり、簡単にコピーされる心配がないので所有感が得られることも人気の理由です。
ジャケットもおしゃれなものが多く、自宅のインテリアとして飾ることができることも支持されています。

著者:奥平吉郎

筆者プロフィール

長野県松本市生まれ。
学生のころから音楽が大好きでレコードの収集が趣味。
古き良きレコードの魅力でネットで発信しています。